AIで作ったWebサイト、公開後どうする?── デプロイ・保守・運用までを月額3万円から一貫サポート

ChatGPT、Claude、v0、Lovable、Bolt、Figma Make──。2026年に入り、AIを使えば誰でもWebサイトのデザインや実装を「数時間」で形にできる時代が、ついに本格化しました。デザインの民主化は、中小企業や個人事業主にとって間違いなく追い風です。

しかし、Webサイト制作の現場で本当に難しいのは、**実は「作ること」ではなく「公開した後」**です。

  • AIが出力したデザインやコードを、結局どこにデプロイすればいいのか分からない
  • 公開できたとしても、その後どう更新していけばいいのか分からない
  • AIが吐き出した画像やコードを、どう編集・差し替えればいいのか分からない
  • そもそもセキュリティ的に大丈夫なのかが、誰にも判断できない

この記事では、株式会社Root on が、なぜ今「AI制作後のデプロイと保守運用」を一貫サポートする必要があると考えているのかを、最新の業界データを交えて解説します。

目次

1. なぜ今、「AI制作後の運用」が最重要課題なのか

「AIが書いたコードの量」に、レビュー体制が追いついていない

AIが生成するコードや構成が、そのまま本番運用に耐えるかどうかは、AI自身が保証してくれるわけではありません。これは技術的な話ではなく、組織的な話です。

2026年1月に公表されたパロアルトネットワークス社「クラウドセキュリティの現状2025」調査(世界10カ国・開発部門および情報セキュリティ部門担当者2,800人以上を対象)では、衝撃的な数字が報告されています。

  • 99%の組織が「セキュリティチームがレビューできる速度を上回るペースで脆弱なコードが生成されている」と回答
  • 99%の組織が、過去1年間にAIシステムへの攻撃を経験
  • 攻撃者によるAI悪用により、1日あたりのサイバー攻撃件数は**230万件から約900万件(約3.9倍)**に急増
  • API起点の攻撃は前年比41%増加

つまり、コードを生成するスピードは劇的に上がった一方で、それを安全な状態で世に出すためのチェック体制は、ほぼすべての企業で追いついていないのが現状です。

「AIで作ったから大丈夫」ではなく、「AIで作ったからこそ、人の目によるレビューと運用設計が必要」というのが、2026年のスタンダードと言えます。

2. 実際に何が起きているのか ── 2026年2月の「Moltbook事件」

抽象論ではなく、すでに実害が出ています。

2026年1月にローンチされた**「Moltbook」**は、AIエージェント同士が交流する“ボットのためのSNS”として話題を集め、わずか数週間で多数のAIエージェントと数万人の人間ユーザーが集まりました。創業者は「自分はコードを1行も書いていない、AIが作った」とX(旧Twitter)で公言していました。

しかし2026年2月、セキュリティ企業Wizの調査により、Moltbookのバックエンドデータベース(Supabase)が設定ミスにより外部から完全にアクセス可能な状態になっていたことが発覚します。Wizが公開した公式レポートによれば、漏洩・改ざん可能だった情報は次のとおりです。

  • APIキー(認証トークン):約150万件
  • ユーザーのメールアドレス:約3万5,000件
  • AIエージェント間のプライベートメッセージ多数(中には他社サービスのAPIキーが平文で含まれていたケースも)

原因は高度なハッキングではなく、SupabaseのRow Level Security(RLS)という基本的なアクセス制御を有効化し忘れていただけ。本来なら経験のあるエンジニアならコードレビューで気づくレベルの設定漏れでした。Wizは「今日のAIツールは、開発者の代わりにセキュリティ態勢やアクセス制御を判断してくれない。設定の細部は依然として人間の慎重なレビューが必要」とコメントしています。

「自社サイトのデザインをAIで作って、知り合いの紹介でとりあえずデプロイしてもらった」状態は、Moltbookと同じリスクをはらんでいると考えるべきです。


3. 中小企業ほど狙われている ── IPA最新調査が示す現実

「うちは小さい会社だから狙われない」という認識は、すでに通用しません。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2025年5月に公表した「2024年度 中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査」(全国の中小企業4,191社が回答)によれば、

  • 2023年度の1年間で、中小企業の4社に1社(約25%)でインシデント被害が発生
  • 不正アクセス被害を受けた企業のうち、48.0%が「脆弱性(セキュリティパッチの未適用等)を突かれた」 ことが原因
  • 不正アクセスによる被害内容は、「自社Webサイトのサービス停止・機能低下」22.9%「自社Webサイトの改ざん」16.5%
  • 過去3期内のインシデントによる平均被害額は73万円。9.4%の企業は100万円以上、最大で1億円規模の被害事例も
  • 約7割の企業が組織的なセキュリティ体制を整備できていない

警察庁の発表によれば、ランサムウェア被害企業の半数以上が中小企業で、大企業の被害が減少する一方で中小企業の被害は増加傾向にあります。攻撃者は「セキュリティ対策が手薄な小規模事業者」を、明確に狙っています。

そして、Webサイトの保守を放置することは、攻撃者に最初の入り口を開けて待っているのと同義です。


4. ホスティング選びは「セキュリティ最初のドア」

実は、Webサイトのセキュリティ対策の多くは、「どこにデプロイするか」を決めた時点で半分以上が決まります

ITに詳しくない方にとって、サーバー選定はもっとも判断が難しい工程です。「AWS?」「VPS?」「レンタルサーバー?」「Vercel?」という言葉が並んだ瞬間、思考が止まってしまうのが普通です。

Root onでは、お客様のサイト要件に応じて、Cloudflareエックスサーバー(XServer)系のレンタルサーバー など、コストとセキュリティのバランスに優れた環境への最適配置をご提案しています。

中小企業に最もコスパが良い「Cloudflare」

Cloudflareは、もともと世界トップクラスのCDN(コンテンツ配信ネットワーク)とDDoS防御サービスで知られる企業ですが、現在はPagesWorkersといったホスティング・サーバーレス基盤も提供しています。Cloudflare公式の料金体系・プラットフォーム仕様を整理すると、中小企業のWebサイト運用において、Cloudflareは以下の点で他のホスティングを大きく引き離しています。

項目Cloudflare一般的なレンタルサーバー
帯域幅(転送量)課金無料・無制限プランごとに上限あり
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)標準で利用可能オプション or なし
DDoS攻撃対策標準装備オプション or なし
SSL/TLS証明書無料・自動更新プラン or 別途料金
グローバル配信(エッジ配信)世界中のデータセンターから配信国内1拠点が一般的
GitHub連携の自動デプロイ標準対応不可・手動が多い

中小企業のコーポレートサイトやブログ程度であれば、事実上ずっと無料プランで運用できるケースがほとんどです。アクセスが急増(バズ)しても、転送量による超過課金が発生しない点は、特にプレスリリースを出す機会の多いスタートアップにとって大きな安心材料となります。

既存レンタルサーバーが向くケース

一方、すでにWordPressで作り込まれた既存サイトの移行や、メールサーバーも一体で運用したいケースでは、エックスサーバーなどの国産レンタルサーバーの方が運用しやすいケースもあります。

Root onでは、お客様のサイトの用途・規模・更新頻度・既存資産を踏まえて、無理にCloudflareへの移行を勧めることはしません。「どこに置くべきか」のフラットな診断から、お引き受けします。

5. ホームページ保守の相場と、料金の中身

「ホームページの保守って、結局いくらが妥当なの?」という疑問は、多くの経営者が抱えています。

業界メディア「Web幹事」による解説では、保守費用は概ね以下のレンジに分かれます。

  • 数千円〜2万円:基本的な保守(ドメイン・サーバー更新、簡易バックアップ、軽微な更新作業)
  • 2万円〜5万円:CMS本体やプラグインのメンテナンス、月次レポートを含む充実したサポート(大手制作会社が中心)
  • 5万円以上:本格的なSEO・集客コンサルティング込みのフルサポート

ただし、料金以上に重要なのは「何が含まれているか」です。同じ「保守費用」でも、

  • ドメイン・SSLの更新管理
  • CMSやプラグインのバージョンアップ・脆弱性パッチ適用
  • 定期バックアップとリストア体制
  • 障害発生時の一次対応窓口
  • アクセス解析(Google Analytics 4連携)と月次レポート
  • 軽微な原稿差し替え・画像差し替え

このうちどこまで対応するかで、サービス内容は大きく変わります。「月額5,000円のプラン」と「月額3万円のプラン」は、まったく別物と考えてください。実情としては、5,000円のプランではほぼ間違いなく、何か作業を依頼した場合は別見積もりが発生し、結果的に高くなるケースが多いです。

6. Root onが提供する、AI制作後の一貫サポート

Root onでは、お客様がAIで作成・依頼したデザインやコードをもとに、「適切な環境へのデプロイ」から「公開後の保守・運用」まで一貫してサポートするサービスを提供しています。

サービス1:デプロイ・初期セットアップ代行

  • お客様の用途とご要望をヒアリングし、Cloudflare・エックスサーバー等から最適環境を選定
  • 独自ドメインの取得・設定、SSL証明書の自動更新設定
  • セキュリティヘッダー、WAFルール、Bot対策(Turnstileなど)の初期構成
  • ステージング環境(公開前確認用)の構築
  • AI生成コードのセキュリティレビュー(APIキーの埋め込みチェック、認証・認可ロジック確認、データベースのアクセス制御確認など)

「AIが作ったコードを、安全な状態にしてから初めて世に出す」── この一手間が、Moltbook事件のような事故を防ぎます。

サービス2:保守・メンテナンス(月額3万円〜の超低額プラン

業界相場(充実したサポート付きで2万円〜5万円のレンジ)と比較しても下限に近い月額30,000円からご提供しています。これは、Cloudflareなど無料・低額で利用できるインフラを最大限活用し、副業人材とAIを組み合わせて運用工数を圧縮することで実現できる構造的な低コストです。

サービス内容(月額3万円プラン例):

  • ドメイン・サーバー・SSLの更新管理
  • CMS・プラグイン・依存ライブラリの定期アップデート
  • セキュリティパッチの適用
  • 月次バックアップとリストア検証
  • 軽微な原稿・画像の差し替え対応(月3件まで)
  • 障害発生時の一次対応窓口

サービス3:運用サポート(GA連携・PVレポート・障害レポート)

  • Google Analytics 4 / Google Search Consoleの初期セットアップと連携
  • 月次PVレポート、流入経路レポートの作成
  • 障害発生時のインシデントレポート(原因・影響範囲・再発防止策)
  • ページ表示速度・Core Web Vitalsの定期計測

「アクセス数がどう推移しているのか」「どのページが読まれているのか」「先月の障害は本当に対処されたのか」──。経営判断に必要な数字を、毎月見える形でお届けします。

7. Root onが選ばれる3つの理由

理由1:代表(PM)が直接ヒアリング・設計を担当

代表はもと大手SIerでエンジニアを経験した後、外資系大手コンサルティングファームでPM/PMOとして数々のSIプロジェクトの支援を行ってきました。その経験をもとにお客様のヒアリングから、設計まで行うため、営業担当→ディレクター→エンジニアという伝言ゲームを挟みません。代表自らがプロジェクトマネージャーとして要件定義・設計に入るため、お客様の意図がそのまま反映されます。

理由2:副業人材+AI活用で、市場相場の30〜40%減

優秀な副業人材ネットワークと、業務プロセスへのAI活用を徹底することで、市場相場よりおおむね30〜40%安いコストでご提供しています。安かろう悪かろうではなく、構造的にコストを下げる設計です。また、副業人材を活用するだけ、今月は5時間だけ稼働してほしい、といった一般的な企業では受けにくい要望にも柔軟に対応が可能になります。

理由3:中小企業に最適化された“地に足のついた”運用設計

大企業向けの過剰な提案も、個人事業主向けの簡易すぎる提案も、どちらもお客様のためになりません。Root onは従業員数1〜50名規模の事業者様を主な対象とし、ちょうどよいスケールでの運用設計を強みとしています。

8. まずは「見積もりだけ」「相談だけ」で、お気軽にどうぞ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

「AIで作ったランディングページがあるのだけど、どこにデプロイすればいいか分からない」
「AIでサイトデザインをしたが、その後どのようにコードに落とし込んでよいかわからない」
「すでに公開しているサイトの保守費用が高すぎる気がする。セカンドオピニオンが欲しい」
「Cloudflareに移行した方がいいのか、現状維持の方がいいのか診断してほしい」
「AIで作ったコードを、本番に出す前にセキュリティチェックだけしてほしい」

── どんな入り口でも構いません。

Root onでは、お見積もりやご相談自体は無料で承っております。「契約の前提でお話を聞きたい」のではなく、「まずは話を聞いてみたい、現状を診断してほしい」というご相談こそ、もっとも歓迎しております。

些細な疑問でも、構いません。下記のお問い合わせフォーム、またはお電話・メールにて、お気軽にご連絡ください。お話を伺った上で、お客様の状況に最適な選択肢を、フラットにご提案いたします。

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